RCI


 RCIは順位相関関数といい、次の計算式で算出された結果をグラフにしたものです。

 計算式は、見た所非常にややこしいので、計算はマックにまかせましょう。要は、一定期間の株価に順位をつけそれを上記の関数で計算したものです。結果は−100%〜+100%の間で波を打つ様なグラフになります。

 ここで大切なことは、計算の理論よりグラフが波形を描いていることです。つまり、株価は上げたり下げたりを繰り返している訳ですから、あとはこのグラフの癖を読みとって将来を予測すればいいわけです。下の例は週足ですが、日足もご覧ください。

 期間設定は、長くとれば確率は高くなりますが、出遅れてしまいます。逆に短く設定すれば、ダマシに合う確率が高くなります。他の指標も眺めながら、自分なりの利用法を見つけてください。RCIは短期でも長期にも非常に有効な指標であり早くマスターされるといいでしょう。

 実例として、下の日経平均の例を見てみると、95年6月より26週RCIが反転しやがて+100%近くに張り付いています。それから約1年後の96年7月に急降下をはじめそれから株価は下降局面に入りました。そして、97年4月末より再び上昇を開始。これからの展開が楽しみです(果たして相場は繰り返すのか?)

*注意点

 RCIは一定の期間の株価の順位に着目しているため、株価の差が+100円でも+1円でも結果は同じになります。ということで、この指標もサイコロジカルライン同様、株価や移動平均、出来高などと併せて使うことが大切だと思われます。

詳細は日本実業出版社 ”株売りどき・買いどきがピタリ” 著者 宮 耕を参照。


わらしべの株価チャートに表示されています。

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